October 01, 2005

技術士口頭試験対策 その4

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技術士建設部門(施工計画)口頭試験想定問答集(例)

4.建設に関する一般知識

●ダム工事が次々と中止されていますが、それに対してどのように考えますか?
○建設業界の談合悪、無駄な公共工事の筆頭として土木工事の花形であるダム工事に白羽の矢が立っています。また、アメリカにおけるダム無用宣言などがそれに拍車をかける形となっています。しかし、日本の河川は欧米に比べると勾配が急であること、ひとたび集中豪雨に見舞われると河川があっというまに氾濫することは言うまでもありません。私自身も平成10年8月、数名の死者を出した那須地方の集中豪雨に遭遇し、水の怖さ、ダムの必要性をまさに身をもって感じました。今後はマスコミの報道に右にならえではなく、災害の調査を詳細に行なった上で、ハザードマップ、パブリックインボルブメント、情報公開をしながら、ダム建設をすすめていくことが国民にとっても自分の生活を守る上でも必要であると考えます。

●環境問題に関して、リサイクル法とはどのようなものかを説明してください。
○正式には『再資源の利用の促進に関する法律』で、1991年4月に制定、同10月に施行されました。97年に改訂された廃棄物処理法とともにリサイクル2法と呼ばれています。資源の有効利用と、廃棄物の発生抑制による環境保全対策を企業自身で講じることをねらいとしています。旧建設省によるリサイクル原則化ルール導入後、コンクリート・アスファルトについてはそのリサイクル率は向上しているようです。(平成7年度で80%)

●環境負荷低減のために、コンクリート関連産業において、これからどのような取り組みが必要であるか説明してください。
○環境負荷低減は人類の問題です。建設の材料としてコンクリートに代替するものがない現在、コンクリートが21世紀も主要な材料として用いられていくためには、環境負荷を低減することに配慮していくことが必要です。セメントを1トン製造する際に二酸化炭素量を約700kg排出するという報告を読みました。新たにコンクリート構造物を作る場合、耐久的な構造物にすることはもちろん重要なことですが、リサイクル法にもとづいてコンクリート塊のリサイクル率を上げていくことも重要であると考えます。コンクリート塊のリサイクル率を上げるためには、再生骨材の製造方法の技術開発を行なっていくことが重要であり、この分野での研究は、直接は関わってはいませんが、論文を興味深く読ませていただいています。

●貴社では環境問題に関して、どのように取り組んでいるか、具体的な例を挙げて説明してください。
○エコボード、ネオリサイクル工法など、自社の現場において活用事例を増やしています。エコボードは、型枠などの廃材を木材チップ化し、型枠材として再生したものです。ネオリサイクル工法は、工事現場に乗り込み後に伐採した木の根などを細かく裁断し、2ヶ月ほどで堆肥化させ、種子と混合して法面に吹き付ける工法です。

●今後、建設分野としては、どのような研究開発が必要であるか具体的に述べてください。
○環境負荷低減、長寿命コンクリートなど地球環境に配慮することを念頭においた材料部門における技術開発、少子高齢社会に対応した施工の合理化などが必要と思います。

●現在すすめられている構造改革について、どのようにしたら良いか、あなたの私見を述べてください。(JHの民営化について、あなたの私見を述べてください)
○構造改革について、たとえば、JHの民営化について述べてみます。
地方の経済発展のためにも、道路が必要であることは言うまでもありません。今すぐに民営化するのではなく、ある程度整備が整った時点で民営化することが良いのでは、と思います。しかし、国鉄の民営化の時のようにはっきりとした目的がないため、難しいとは思いますが。

●中央省庁合併について、あなたの私見を述べてください。
○従来のセクショナリズム・縦割り行政が廃止されるため,業務の適正化を行う上で好機であるといえます.特に4省庁(北海道開発庁,国土庁,建設省,運輸省)を母体として発足した国土交通省は,公共事業関係費の約8割を占め,さらにこれまでになく幅広い視野を持って国土計画にあたることが可能となったと思います.また,環境庁の環境省への格上げは,国内外の地球環境保全の意識の高まりに対応したものであり,より具体的な施策の実行が期待されます.

●ITに関して、建設分野でのIT活用についてどう考えますか?
○生産性の向上、体質改善を図るためにも非常に重要と考えています。ITS、建設CALSなどがすすめられており、今後の活用が期待されます。

●電子入札制度についてどう考えますか?
○透明性の確保、公正な競争の促進のために、有効と考えます。

●ISO9000S、ISO14000Sについて説明してください。
○ISO9000sは品質管理、保証システムの国際規格であり、入札の参加条件とする工事が増えてきています。ISO1400Sは環境管理の国際規格であり、会社の格付けをする際の評価項目とする自治体が増えてきています。

●貴社でも採用していますか?
○全国の各支店ごとに取得済みです。今後は、業務の効率化を図るためにも、統括して管理していくシステムを構築する予定です。

●国際間における技術者の相互承認と認定について説明してください。
○技術者資格を2国間で認め合うことです。APECエンジニアとしては、日本では土木と建築の2分野で相互承認に参加します。現在の対象は建設部門の技術士と1級建築士だけです。

●技術者の国際舞台での活躍について今後検討すべき事項についてあなたの考えを述べてください。
○英語等の国際公用語を身につけるということは無論大切なことではありますが、日本の持つ優れた技術を海外にてもすぐ使える土壌つくりが不可欠だと考えます。地震国日本で使用されている耐震設計に関する基準などを国際スタンダードとして認知されるような努力が必要です。

●専門以外の分野の仕事に対する対処法について説明してください。
○自己の専門外の業務には携わらない。専門外の分野の仕事については、自分の専門でないことをはっきりと公言し、その分野を専門とする他の技術者に協力を依頼することが必要です。

●危機管理についてどう思いますか?
○平時において常に事故などを想定し、どのように行動すべきかを個人、組織でシュミレーションすることが大切と考えます。また、全ての災害を未然に防ぐことは不可能ですこの認識にたった上で、災害時の被害を最小限にするために情報システムの構築や、地域コミュニティを活用した防災体制の強化を図っていく必要があると考えています。

●PFI制度は日本では定着しないといわれていますが、それについてどう思いますか?
○現在の縦割り行政の構造や、建設会社のピラミッド構造を見直し、PFIは推進すべきだと思います。民間企業は、今まで官が独占していた仕事にも参入することができ、サービスの向上、市場の活性化、活力のある社会の形成につながるのではないかと思います。しかし、反面、リスクも大きいため、銀行の活用がPFI事業成功のカギとなるのは明らかなようです。

●公共工事を専門業者に直接発注すればゼネコンはいらないのではないかという話がありますが、どう思いますか?
○ゼネコンは、発注者が設計・計画した業務について技術的な支援をするリスクマネジメント機能を備えています。ライフサイクルを考慮した建設市場が求められるこれからは、マネジメント機能を有したゼネコンは必要になってくるのではないでしょうか?そのためには、一層の技術開発、情報の公開、品質の向上が課題になってくるのではないかと考えます。

●VEについてどう考えますか?
○入札後VEについては、以前からも行なわれていましたが、昨今、入札前VEが増えてきているようです。これかれは、性能規定型発注が増えてきますので、今まで以上に技術提案力が求められてくると考えます。私自身もVEリーダーの資格を取得しています。

技術者の資質を問われるような問題とは
建設分野でのITの活用についてどう考えるか?
今の入札契約制度でゼネコン独自の技術が活かせるか?
VEについてどう思うか?

●SI単位とは
○国際単位系
過去の失敗例とその対策について述べよ
受験動機
技術士を取得後の抱負
他の資格について
社内では技術士はどのように扱われるか(人事評価、企業先との打合せ担当)
若手の指導で気を付けていることは?
どんな技術士を目指すか?
今後の建設業はどうあるべきだと思うか?

●日頃の業務について
沿道や環境保全に留意したものはあるか
工程管理はどのように行っているか
業務を行う上でのポリシー
若手の教育について

●技術士法について知っていることを述べてください。
技術士法の定義
技術士の目的
技術士の定義
技術士の義務
技術士の倫理要綱10個
秘密保持義務とは

●公益確保、資質向上の責務が追加されたのはなぜ?
○公益:一連の企業不祥事が背景にある。
○資質:技術が進歩している時代背景があるから。

●受験動機を述べて下さい。
○私どもゼネコンの場合、官民問わず第三者の構造物を作ることになります。顧客に満足していただくためには高度な技術を持ち、また自分の意見に責任を持って折衝等の業務に当たらなければならないと考えたからです。

●技術士を取得したあとの予定、目標、抱負
○技術士として責任と自覚を持ち、資質向上に努めて、よりよい社会資本を整備していきたいと思います。
○これまでは現場業務がメインでした。今後は設計の勉強もしていきたいと考えております。資格ではコンクリート診断士の資格を取得し、企業先に対して既設コンクリート構造物の劣化状況や補修補強方法について的確なアドバイスができるようになりたいと考えております。

●技術士は会社に何人いるか?
○175名です。

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