August 03, 2005

ハザードマップとコミュニケーション

昨日、大学OBの集会があり、建設コンサルタントの方の講演を聴いてきました。

「津波」や「ハザードマップ」など「防災」のお話でした。

その中でコミュニケーションについて考えさせられる内容がありましたので
お伝えいたします。

1.ハザードマップ
2.防災の啓蒙
3.公助、共助、自助

1点目ですが、
まず「ハザードマップ」とは、「洪水、高潮、土砂災害、火山活動などによる災害危険区域や非難情報等を盛り込んだ地図」のことです。
市町村が作成し、住民に配布しているものです。

今日見せていただいたハザードマップは、

「津波が地震発生から何分間で自分の町に到達するか」

を地図上に表したものです。

その中で「10〜15分」のエリアについては、あえてその時間を明記しないというのです。

なぜ?

明記してしまうと、そのエリアの住民は「15分間は逃げなくても安全」と間違った解釈をしてしまうからだそうです。
15分と明記されたエリアでも10分で津波が到達するケースもある。
明記することはかえって被害者が増える恐れがある、とのことでした。

私はこの話を聞いて、「すばらしい」と感じました。

ハザードマップの究極の目的を考えると

地震が起こった際に、
「住民自身が身を守るために避難しなければならないことを理解させる。」
ことだと思います。

この目的を達成するには、到達時間はあまり関係ないのではないでしょうか。

「警報がなったらすぐ逃げるべきエリア」

であることを理解させておけばよいのだと思います。

コミュニケーションでは意図したことが相手に伝わらないことや、
誤解されてしまうことが多々あります。

伝え方が悪ければ、意図したことが伝わらず、コミュニケーションは無意味になります。

そのような観点からこのハザードマップの考え方は「ハザードマップの目的」を見事に達成しているのではないかと思いました。


2点目は明日書きます。







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